- 致死遺伝子について。
- 今飼っているハムスターはプディンク(♀)とパール(♂)の
共にジャンガリアンなのですが、
いずれ交配させようと考えています。
そこで、ブリーダーサイトなどを見て多少勉強したのですが、
少し気になることがあります。
一般的に、パール×パール、プディング×プディングの組み合わせは
致死遺伝子の関係でダメとされていますが、
パール×プディングは大丈夫とされていますよね?
そこで疑問なのですが、パールもプディングもそれぞれ致死遺伝子を持っているのに
何故大丈夫とされているのでしょうか?
それぞれの致死遺伝子がホモ結合した場合、
パール×パール、プディング×プディングの掛け合わせと同じように
何か問題は起こらないのでしょうか?
致死遺伝子の種類が違うのかなぁなどと憶測をしてみましたが
なかなか納得いく答えが見つかりません。
なんだか難しい話になってしまってすみません。
どなたか分かる方ご教授お願いします。
- さおり@1112さんからの質問です。[高校生]
- 2004-08-29 10:54:46 ゲスト:haTRxq.D0hFKQ
- 遺伝子
- どちらかというとプディングは、肥満遺伝子もつ事や糖尿病になりやすいなどが言われていますよね。
“劣性致死遺伝の種類が違うのでは?”に関しては、そのと通り“違う”のだと思います。
私も詳しく説明できませんのが(すみません。。汗)
元々“劣性致死遺伝”は同じ遺伝子が2個合わさると胎児で死亡または死産の可能性が極めて高い確率で表にでるわけですよね。
従って、劣性遺伝子を持つホモ結合は避けようと呼び掛けているのだと思います。
ただ、♂♀の二つの遺伝子を受け継ぎ一つの生命が誕生することに変わりがなく、パール×プディングの子供はその遺伝子も隠しもつ子供になります。
仮に生まれた子供がプディングで、その子とパールで繁殖させた場合、隠し持っていたパールの遺伝子が表にでて、悲劇を生むことも考えられます。(それは劣性遺伝子を隠し持っているノーマルの子でも起こりうる事です。。)
しかし、劣性遺伝子ではあるので、1世代か2世代パール×プディングの遺伝子を持たない(または可能性の低い)個体と繁殖させれば、表に出にくくなるのではないのかなぁ~と私は考えています。
PS..
遺伝子学って、すごく深くて難しいですよね。。
さおり@1112さんは高校生との事ですので、生物の先生に遺伝子についていろいろ質問してみるのも良いですよ~
先生によっては、獣医師より小動物の生態に詳しい先生もいます。
もしかしたら強い味方になるかもしれませんよ。。
- G→ハム@α
さんからの情報です。[社会人]
- 2004-08-29 14:21:51 郷民:haTRxq.D0hFKQ
- Re:致死遺伝子について。
- 致死遺伝子というのは、「独立していて、他の遺伝子とくっついて遺伝する遺伝子」、ではありません。
ハムスターの毛色の遺伝子に関して言えば、パール遺伝子そのもの、プディング遺伝子そのものが致死性を持っており
同じ遺伝子が2個くっついた場合にその致死性が発現する「劣性致死遺伝子」です。
つまり、パールが2個またはプディングが2個揃った時にしか、致死性は発現しないのです。
※しかし、パールもプディングも、文字通りの「致死性」を持っているかどうかは、まだはっきりわかっていません。
※ホモ接合したからといって、必ずしも死に到るというわけではありません。
ちなみに、ここで言う「劣性」とは、「同じものが2個揃って初めて発現」する性質を表しており、「致死」にかかっています。
ちょっとややこしいですが、遺伝子そのものの性質とはまた異なります。
毛色の発現に関して言えば、パールもプディングも「優性」です。
なので、G→ハム@αさんが書かれている「隠し持つ」ということは、ありません。
パールもプディングも、見た目に現れていなければ、遺伝子は1つも持っていない。ということになります。
- さいさい@
さんからの情報です。[社会人]
- 2004-08-29 17:24:04 郷民:haTRxq.D0hFKQ
- Re:致死遺伝子について。
- つまり「致死遺伝子」というそのものがあるのではなく、
同じ遺伝子がくっついたときに
死んでしまったり何らかの障害が出るという可能性のある遺伝子を
致死遺伝子と言うという認識で宜しいでしょうか?
また、「隠し持つ」というのが無いとすれば、
パール×プディングから生まれたプディングは
パールの遺伝子は持っておらず、後にパールと繁殖しても致死性は発現しないのでしょうか?
遺伝のことはハムスターに関わらず興味があるので、
夏休み明けにでも学校の先生にいろいろ聞いてみたいと思います。
にしても本当に勉強になります。
- さおり@1112さんからの情報です。[高校生]
- 2004-08-29 23:56:48 ゲスト:haTRxq.D0hFKQ
- Re:致死遺伝子について。
- > つまり「致死遺伝子」というそのものがあるのではなく、
> 同じ遺伝子がくっついたときに
> 死んでしまったり何らかの障害が出るという可能性のある遺伝子を
> 致死遺伝子と言うという認識で宜しいでしょうか?
よいですが、
「同じ遺伝子がくっついたときに」を表すのが「劣性」です。
言葉の意味だけ取れば、劣性が存在するなら優性も存在します。
しかし、優性の致死遺伝子というのは、1個持つだけで致死性が発現することになりますので、
例えば文字通りの「致死」性を持っている場合は、理論上、生きている生き物には存在しないことになります。
パールやプディングの場合は、同じ遺伝子が2個くっついた時に発現する「劣性」の致死遺伝子であると
いうのが、現在までにわかっていることです。
> また、「隠し持つ」というのが無いとすれば、
> パール×プディングから生まれたプディングは
> パールの遺伝子は持っておらず、後にパールと繁殖しても致死性は発現しないのでしょうか?
はい、そういうことになります。
私は遺伝を専門に勉強しているわけではありませんので、使っている言葉などは学問上は正しくないかも
しれませんから、正しく詳しく知りたいならば、まずは学校で、遺伝の基本的なことをきちんとお勉強されて
みるとよいと思いますよ。
ハムスターの遺伝子の数は多くありませんので、基本がわかれば、必要なことは、けっこう簡単に理解できると思います。
- さいさい@
さんからの情報です。[社会人]
- 2004-08-30 01:39:15 郷民:haTRxq.D0hFKQ
- ありがとうございます
- 大変勉強になりました!
G→ハム@αさん、さいさいさん、ありがとうございました。
これで我が家のハムちゃんを安心して繁殖させることができそうです。
でも、繁殖させるに当たって遺伝の勉強は責任だと思っているので、
引き続き勉強してみたいと思います。
ありがとうございました。
- さおり@1112さんからの情報です。[高校生]
- 2004-08-30 12:36:24 ゲスト:haTRxq.D0hFKQ
- ごめんなさい。。
- “劣性致死遺伝”について勘違いしていました。。
実は、プディングを祖母に持ち、パールとノーマルの間に出来たノーマルの子が糖尿の疑いがあり、肥満と心臓肥大で短命でした。
その子の母親(プディングを母に持つパール)は飼い主さんに確認したところ問題ないとの事でしたので、
それで隔世遺伝で肥満遺伝子や糖尿病を持っていたのではないのか?? と考えていた矢先でしたので、“劣性致死遺伝”も可能性有り?って思ってしまいました。。
(隔世遺伝に関しては以前、他のサイトで同じような事例の書き込みがあったので、更に疑いを深めてしまいまっていて、、)
でも、その辺も私の考え違いみたいですね。。
隔世遺伝に対してもですが、元々、基本的な認識が抜け落ちていたみたいですね。。恥ずかし~(汗)
さいさい@さんのレスで間違った情報が正されて良かったです。。
さおり@1112さん、新しい命を誕生させる上で遺伝子学を学ぶ事はとても大切な事だと私も思います。。
頑張ってくださいね。。
- G→ハム@α
さんからの情報です。[社会人]
- 2004-08-30 22:34:01 郷民:haTRxq.D0hFKQ
- 3ヶ月以上古いか、すでに解決済みの為返信はできません。